竹入 沙知

Sachi Takeiri

  • 医療法人ロングウッド 事務長

資 格

  • 管理栄養士/NRサプリメントアドバイザー

経 歴

平成11年 大阪府立茨木高等学校 卒業
平成15年 京都府立大学 卒業、大手調剤薬局チェーン(管理栄養士)入社
平成21年 サプリメント関連ベンチャー(経営企画)入社
平成23年 内科系クリニック(管理栄養士/事務長代理)入職
平成25年 大阪大学医学系研究科 統合医療学寄附講座(研究生)兼務
平成27年 前田クリニック(事務長)入職
平成29年 医療法人ロングウッド 事務長 就任

INTERVIEW

ロングウッドの事務長となられた経緯を教えてください。

大学卒業後、長らく医療機関での管理栄養士職や健康食品関連の仕事に従事していたのですが、前職のクリニックで事務長代理として経営管理の仕事を任されたことで、診療所の運営や人事のやりがい、面白さに目覚めました。

また、管理栄養士として大阪大学 統合医療学寄附講座にも所属し、健康食品にかかわる研究に従事していたのですが、そこで前田先生にご指導いただいたことがきっかけで、生活習慣病診療における食事運動療法の重要さを改めて実感しました。大学では、肥満診療にかかわる学会発表や論文執筆などをご指導いただき、多くの学びを得ることができました。

その後、転居に伴い転職することとなったのですが、諸事情ですぐに大阪に戻ることになり、どうしようかと思っていたところに、ちょうど前田先生が開業を考えておられるとお聞きし、事務長として働かせていただくこととなりました。

食事運動療法に重きを置く前田先生の全人的な診療方針のもと、経営管理や人事などの運営全般に力を尽くせるということで、とてもやりがいのある魅力的な職場だと感じました。

日々の運営で心掛けていることを教えてください。

患者さんのため、よりよい医療のため、頑張るスタッフのため、経営のために、常に最適な判断をする、ということでしょうか。前田先生のスケールの大きな目標を実現するために、常に現実的かつ具体的に落とし込み、プランを組み立てます。

そして、やはり、スタッフあってのクリニックです。皆が安心して働けること、前向きに意見を出し合えること、頑張りや貢献が適切に評価される環境であることを特に大事にしています。クリニックでは、ドクターだけでなく、管理栄養士や看護師、医療事務、理学療法士、薬剤師など、さまざまな職種のスタッフが働いていて、また、年齢、経歴、ライフステージもさまざまです。20年前、私が新卒で働き始めた頃とは、労働環境も大きく様変わりしています。時代に合わせて変わることを厭わず、ひとりひとりを尊重し、常にフラットで前向きであるように日々心がけています。

また、私自身、前田クリニックが開院して間もなく妊娠、出産し、小さな子どもを育てながら働くことがどれほど大変か、身をもって体験しました。たいへんすぎてもう無理かも・・と何度も思いかけた時に、どこまでも器の大きな前田先生の経営方針の中で、先生方、スタッフ、そして家族、ママ友、保育園の先生方、地域サービス・・、頼れるだけ頼り切って、本当に周りの皆さんに助けていただいたことで、子どもを大切にしながら存分に働くこともできました。そんな経験も元に、こんどは当院で働いてくれているスタッフが安心して出産、子育てできるようにと、いつも心を配っています。

今後の展望について教えてください。

前田クリニック開院後、この10年で、関西圏にクリニック3院、鍼灸院1院と、規模を拡大してきました。前田先生の掲げる「全人的な医療」「ひとりひとりにあわせた最適な医療」を実現できる場を広げ、より多くの地域や患者さんにリーチできることを目的に展開してきました。どの院も、分院長の専門性や志、お人柄を活かし、それぞれ特色あるクリニックへと成長しています。

今後は、既存の院の強みを活かしてより発展させること、また、良いご縁があれば、さらにクリニックを展開していくのもおもしろいですね。

また、本院前田クリニックのある「ディオス北千里」は築40年余、北千里駅前の再開発計画がすすみ、数年以内に建て替えに向けての着工が予定されています。今後、より多くの患者さんの診療をよりスムーズに行えるよう、こちらも地域のニーズにできる限り沿って、発展させていければと思っています。